超!節約。1ヶ月の食費、2万円。具体的な方法とは。

こんにちは。餅味噌教授です。

食べること。それは、生きていくために必要な行為。

その、生きていくために必要な行為に、かけられるお金。

いくらですか?

私の家族は、私と妻の二人暮らし。と猫一匹。ここでは、猫の食事の話は、置いておきましょう。

家計の鍵を握るであろう食費。極力、食費を減らしての生活はできるのでしょうか。

具体的には、目標、2人で2万円

そんな生活できっこない…

いえいえ、実は目標を達成できたのです!

普通は食費にいくらかけますか?普段、何を食べていますか?

皆さんの食費の平均ってどのくらいなのでしょうか。気になりますよね。

調べているところがありました。総務省です。

2018年の総務省調べ、2人以上の世帯の月の食費の平均は、79,348円だそうです。

単身世代の食費の月平均は、44,067円。

全部ひっくるめた総世帯だと67,752円だそうです。

2人以上って結構幅広いので、2人で生活する場合を考えてみると、単身世代の平均を下回れば、結構節約できている、という目安になりそうですね。

44,067円。 月の日数31日で割ると、一日の食費は約1,421円。

一日、1,421円を朝昼晩の3食で割ると、1食、約473円。

1食473円。これは外食なんかしてられないですね・・・。数字にしてみると結構大変そうです。

さて。

世の中には、いろんな刺激的な情報が溢れています。美味しいお肉や美味しいラーメン。当然、美味しいものが食べたくなりますよね。私も食べたくなります。

食べたらいいんです。

でも、月一回だけにしましょう。頻度は絶対に減らします。この理由は、後ほど紹介します。

それは置いといて、では、普段何を食べたらいいのか。

そこで、素晴らしい提唱をした人がいます。

料理家の土井善晴さん。

テレビ番組「おかずのクッキング」などでも有名ですよね。

土井善晴さんが提唱するのは、一汁一菜でよいという提案。

「いやいや、足りないって。」そうおっしゃらずに、もう少し付き合ってみて下さい。

お米と味噌汁が一番美味しい!!という日が来る。

土井善晴さんは著書の中で、こういうことを提唱しています。

「美味しい!」とは何か。

舌に乗せた瞬間、「美味しい!」と感じるものは、ほとんど、化学者の努力で出来ています。人間に「美味しい!」と感じさせるように作っているのです。当然ですよね。美味しいものが市場に出回る。美味しくなければリピートしませんから。当然といえば当然です。しかし、この「美味しい!」は、毎日食べるべきものでしょうか。科学の「美味しい!」は、栄養とは全く関係がありません。

一方、自然のものや、地味なものは、じんわりじんわり、美味しい。と感じさせます。これは、毎日食べたいと思うもの、食べて欲しいと思うものです。もちろん、栄養もあり、体にも良い影響がありますね。

化学の味に慣れた人は、地味なものを物足りなく感じてしまいます。

人間は、強い刺激をもっともっとと求める性質があり、もっと「美味しい!」をくれ!と中毒的になっていきます。これでは、毎日の食事を作る側からしても、大変な労力になってしまいます。そうすると、スーパーに売っている、「化学の力」をたくさん買う、もしくは外食するしかなくなってしまいます。

化学の「美味しい!」は毎日続けない。それだけでも少しづつ”美味しい”の感覚は変わります。

これが外食をたくさんしない理由です。たまーになら大丈夫です。

自分の”美味しい”の感覚を磨いていきましょう。最初は、我慢かもしれません。でも、毎日のお米とお味噌汁が、じんわりと美味しいと思える日が絶対に来ます。

夕食の食材は、肉、魚だけではない

”美味しい”の感覚が変われば、毎日、肉や魚を食べなくても良いことがわかります。

いや、肉や魚がダメと言っているわけではなく、”毎日”ではなくても良いという話です。

タンパク源でいえば、大豆製品。豆腐や、納豆、油揚げなど、それぞれの世界で最高に美味しいものが少しと、それに、ご飯とお味噌汁にあれば、最高の食卓になります。ちなみに、私たちは、夕食に一品のおかずとお味噌汁、二人で2合のご飯を食べます。結構、満腹、大満足の食事です。

「毎日絶対、肉魚」でなくても良いのだと考えることが、逆に暮らしを豊かにしてくれます。「一汁一菜でよいという提案」は、食事を作る主婦の味方目線で作られています。

献立を考える煩わしさ、さらに食費を考える煩わしさ・・・毎日のことです。大変ですよね。

実は、このお肉が結構出費の原因だったりすると私は考えています。

そろそろ、お金の話をさせて頂きます。

実践した一汁一菜の結果

ここまでで、一汁一菜の食事が、本来は美味しいものであること、食事を作る方の味方であること、そして、肉や魚のない食卓も豊かな食事になるという考えもある、と説明させて頂きました。

すると、毎日の食事にかかるお金はどのくらいのものになったのでしょうか。

我が家のお米の消費は、1ヶ月15キロでした。だいたい相場では5,000円といったところでしょうか。我が家はまとめ買いをするので、若干安いですが、5,000円を日毎に計算すると一日166円ですね。

お味噌は、1ヶ月くらいで1キロ使うので、1,000円。日にすると33円ですね。

基本は、一食につき

例えば、朝は納豆とご飯。キノコのお味噌汁。

昼は、塩昆布おにぎりと油揚げのお味噌汁。

夜はゴボウのきんぴらとご飯と具沢山お味噌汁。

食材にかかる費用は、

納豆は1パックなので、33円。

キノコは、半分だけ使って50円。

塩昆布は何度かに分けるので、50円。

油揚げは半分で、50円。

ゴボウと人参は半分づつで100円。

具沢山お味噌汁にはあまり野菜をいろいろ入れるので、100円くらいにしときます。

そうすると、合計582円!

こんな感じで生活すると31日過ごしても、18,042円の食費で過ごせます。

2万円で過ごすとなれば、残り約2,000円で外食も一回できそうですね。

文字で見ると、ちょっと寂しい感じもしますが、やってみると、結構満足できますよ。

大変な仕事をして、少しでも多く稼ごう、という気持ちはわかります。

でも、大切な人生の時間は有限です。

食事のあり方を見直してみることも、人生をより自分らしく生きるきっかけになるかもしれません。

良き一汁一菜生活を!