洗濯機を処分したミニマルな生活
こんにちは。餅味噌教授です。
雨続きで、鬱々としてしまいますね。
今回は洗濯の話です。
冷蔵庫に続き、洗濯機を捨てることに成功しました。(冷蔵庫を捨てた話)
洗濯機を捨てることに至った経緯とメリット、デメリットをお伝えしたいと思います。
洗濯機は必要なのか
冷蔵庫を捨てたのはおよそ2年前。冷蔵庫は現代の生活においては必須とされてきました。
さて、洗濯機はどうでしょう。
もちろん、現代の生活において洗濯機は必須とされています。
しかし、冷蔵庫と同様、常識にとらわれてはいけません。
洗濯機は、何を仕事にしているのでしょうか。
・洗濯機は、洗濯をする。そして、脱水をする。
そうですね。洗濯機ですから。では、洗濯をするという部分から考えてみましょう。
私の所有していた洗濯機は、いわゆる、縦型洗濯機。ドラム式と違い、水をたくさん使い、水を渦状に撹拌して汚れを落とす方式です。ドラム式は、使ったことがありませんが、少ない水で、衣類を上から落とし叩き洗いをするイメージと聞いたことがあります。
さて、よく論争として巻き起こるのは、縦型が良いとかドラム式が良いとかですが…
私は断然、手洗いが一番!と思っています。
人間の手が一番複雑な動きができます。そして、シミなどの汚れを判別する力を持っているのも人間です。まだまだ機械には負けません。
手洗いは、オーダーメイド的な感覚があります。気になる部分を丁寧に洗うこともできますし、服の傷みも最小限で抑えられますし、節水効果も期待できます。
お気に入りの服をダメにする確率も大幅に減らせますから、服好きな方は、手洗いにしている方が多いのも事実です。
では、なぜ洗濯機が必要になったのでしょうか。
洗濯機は、大量に洗うことができる。自動で洗濯できるから、その時間を他のことに使うことができる。ボタン一つなので、楽。といったところでしょうか。
これを手洗いに移行することが、洗濯機をなくす第一歩なのです。具体的な考え方、方法をみていきましょう。
手洗いに移行するには
洗濯機が登場してからというもの、衣類の汚れに対して向き合う人は減ったように思います。
毎日、大量に洗う必要があるでしょうか。汚れが落ちているかどうか、どんな汚れが衣類についているのか、考えたことはあるでしょうか。
衣類の汚れは、大きく三つに分類できるようです。
油を多く含んだ汚れ、水に溶けるような汚れ、溶けない汚れ、の三つです。
油を多く含んだ汚れは、皮脂や食べこぼしなど。
水に溶けるような汚れは、汗や食べこぼしなどなど。
溶けない汚れは、外でつくホコリやチリなどでしょうか。
これらを強力な洗剤で分解して、ぐるぐる撹拌して、香りをつけて衣類をキレイに保つのが、洗濯機。
ちょっと大げさな気がしませんか。
一日着た洋服に、どれだけの汚れがついているか、想像しても、あんな大きな機械(洗濯機)が必要になるとは思えません。野球部のユニフォームとかなら話は別ですが…
自分の着ている服をササッと手洗い。落としたい汚れは、皮脂と汗。油を落とすのは、石鹸。汗は水で落ちる。ホコリは、ジャバジャバやれば落ちますね。
手洗いって簡単そうじゃありませんか?
とはいえ、大量な洗濯物を手洗い、というのはハードルが高いですよね。
なので、手洗いに移行するためにオススメは、
バスタオルを断捨離すること!
バスタオルが、洗濯の半分を占めていると言っても過言ではありません。
バスタオルを、フェイスタオルや手ぬぐいで代用することで、洗濯のハードルは驚くほど下がります。
そして、もう一つオススメは、洗濯マグちゃん。
さらにいうと、手洗いにはベビーマグちゃんがオススメです。
これは、水道水を水石鹸に変える魔法のマグネシウム。これは、優れものです。
水道水を油を溶かす水石鹸に変えることで、皮脂汚れを十分に落としてくれます。その効果は、市販の洗濯洗剤とほぼ同じ強力さ。それでいて、手荒れなどとは一切無縁。排水口までキレイにしちゃいます。
しかも、部屋干ししても無臭です。これは本当です。
これで、手洗いに移行することは出来るのではないでしょうか。
実は、私が手洗いに移行したのは2年前。でも洗濯機が手放せませんでした。
それは、脱水問題なのです。
脱水を制するものが、洗濯機から逃れられる
洗濯機で、便利だと思う機能。それが、”脱水”です。
洗うことは、上記で紹介したように、そこまで、ハードルが高いものではありません。
しかし、脱水というのは、なかなか、人の手では絞りきれないのです。これは、機械に軍配が上がります。
なので、2年間というもの、我が家の洗濯機は、脱水機として活躍をしていました。
しかし、ある日、洗濯機の裏側を見て、愕然。カビだらけ…。「掃除しなくては…」と思って、洗濯機を動かそうとすると、排水ホースは繋がってるし、やたら重いし、イライラ…
裏側を拭いて、掃除するも、今度は洗濯機の中が気になる…そういえば、臭いが気になっていました。
見てみると、これまたカビだらけ…。掃除しなくては、と思ってやり始めると、その複雑さにまたもイライラ…なんで、あんなに大げさな作りなのでしょう。
この日、洗濯機を捨てることを決意したのです。
私たちの超えるハードルは、脱水です。
これは、意外にも簡単な方法で解決することになります。
それは、あるものを購入し、設置すること。
これです。
ランドリーパイプというものですが、このタイプは、パイプの受け側をビスでお風呂場に固定するタイプです。突っ張り棒も良いかと思ったのですが、重いものをかけることを考えると、固定タイプが良いと思いました。
お風呂場のサイズを測り、ドリルなどを知り合いから借り、購入することに。(実際、きちんとサイズを測って、ご自宅に合うものを選んでください)
ユニットバスの壁は、鉄?なのかアルミ?なのかですが、結構硬いので、ドリルは必須かと思います。私は、キリで下穴を開けて設置しました。
これも優れもの。
洗濯したものをお風呂場にすぐ干すことによって、だらだらと雫は垂れるものの、半日あれば、絞りが甘くても、部屋に干せるくらいになります。
これで、脱水問題は解決しました。簡単ですね。
洗濯機で脱水するという一つの手順がなくなったことで、さらにストレスが減りました。しかも、あのカビ臭さを嗅ぐ必要もなくなったわけですからね。
洗濯機は無くすべきなのか
改めて、洗濯機をなくしたことによるメリット、デメリットを考えてみたいと思います。
・メリット
洗濯のハードルが下がる。(少量でもすぐ洗濯できる)
洗濯機を置いていた場所がスッキリする。周辺の臭いもなくなる。
手洗いで、衣類が長持ちする。(洗濯のオーダーメイド)
洗剤が必要なくなる。節約につながる。
水も大量に使わなくてよくなる。節約につながる。
・デメリット
大量の洗濯物があると大変。
もしかしたら、冬は、洗濯物が乾きにくい。
手洗いが面倒だと感じたら、面倒な家事になってしまう。
いかがだったでしょうか。洗濯に向き合うこと。
冷蔵庫の時と同じく、今まで当たり前だと思っていたことに向き合うと、常識がなんだったのか、当たり前とはなんだったのかということを考えるきっかけになります。
自分の生活にあったやり方を選択し、人生を楽しむこと。
こんなことを考えてみることは、良い人生を生きることにつながると思います。
たかが洗濯。されど洗濯。
日常を”選択”すること。一度、お試しください。