「節約」に潜む罠。人生を台無しにしない方法
こんにちは。餅味噌教授です。
これまで「節約」について色々と考察してきました。電気代の節約や、食費の節約やガソリンの節約などなど。
節約をすることは、全く悪いことではありません。むしろ私は、節約を考えることは、推奨している人ですらありますから。
しかし、節約は、やり方を間違えると人生すら台無しになってしまう可能性があるということなのです。大変なことに陥る前に、「正しい節約」のあり方を考えていきましょう。
お金を使うことは、「悪」なのか
「私は、節約しています」と聞くと、どんな感情が湧きますでしょうか。
「大変ですねー」「頑張ってますね」「辛いでしょう」
と声をかけたくなってしまいませんか。
私もある本に出会うまでは、「節約」は大変なこと、辛いことなのだと思っていました。
私の出会った、ある本というのがこちら。
林 總さんの著書「正しい家計管理」。
どんぶり勘定は低収入より、恐ろしい。と書いてありますね。私もこの本を読んで、非常に深い納得を得ました。
少しの間、「節約」は置いておき、「正しい家計管理」のお話をしましょう。この本は、何を言っている本なのでしょうか。
実は「どうお金を使うか」に焦点を置いた本なのです。
要するに、お金を良く使う方法さえ分かれば、人生を楽しむことができるということです。
林さんは、会社の経理に比べて、意識の低い家庭の経理に警鐘を鳴らします。そうですよね、一番立ち行かなくなってはならないもの。それは、家庭の経理ですよね。
では、どんな方法で、家計管理を行えば良いのでしょう。細かい方法は、ぜひ、本を読んで頂きたいのですが、ここでは、大筋でお話します。
肝となるのは、予算を作ること。
国や、企業と同じく、収入に見合った支出予定、予算案を作ることです。その予算案に重要なのが、予算項目に家族で話し合い順位をつけることです。
例えば、家族で服を買っておしゃれをすることが今一番やりたい、となれば服の予算をたくさんとれば良いのです。もし、ハワイ旅行に行くことが絶対やりたいことなのであれば、一年でできなくても、数年単位で予算をつければ良いのです。
この予算を作ると、生活が劇的に変わります。
服を買うにも1万円を超えるものを買うのに罪悪感や不安感からドキドキしてしまいませんか?
でも、服を買うための予算を組めば、罪悪感なく予算内の服を買うことができます。楽しい気持ちで買った服は、嬉しいものですよね。
ハワイ旅行だった、予算を組めば、大丈夫かな・・・なんて気にしないで、ちょっと豪華な食事を楽しむこともできるかもしれません。気持ち的に余裕のある旅は、楽しいでしょうね。
決まった収入の中で、何にお金を使うか。これを決めることで、お金を使う罪悪感から解放される。それが、「正しい家計管理」がもたらしてくれる効能だったのです。
「節約」は、前向きな言葉
さて、節約の話に戻ります。
「私は、節約をしています。が、もう少ししたら10万円の服を買います。」と聞くと、どんな感情が湧きますか?
目標に向かって頑張ってる感が出てきましたね。
「節約」という言葉は、一見、後ろ向きな言葉のように聞こえてしまいます。やらなくてはいけないこと。だったり、我慢してやらされること。だったりします。
しかし、ずーっと我慢できますか?
これが、節約に潜む罠です。以前、ダイエットの方法でも考えたように、考え方を変えない限り、我慢をし続けることは、無理なのです(特に私には)。
ただ単に辛抱して節約をしていたのでは、人生は楽しいものになりません。楽しんで節約するから、人生は楽しいものになるのです。
「節約」という言葉は、前向きな言葉であるべきだと思っています。
やたらにお金を浪費することも、やたらにお金を節約することもない、「正しい節約」を目指してみませんか。
その「節約」は、未来に向けた、新しい何かが生まれる節約になるかもしれません。