ぼくたちに、もうモノは必要ない。私もそう思う。

こんにちは。mochiです。

“ぼくたちに、もうモノは必要ない。”という書籍、知っていますか。

私はこの本を”人生を変える本”と呼んでいます。

簡単にこの本を説明しますと、ダメな人が人生を変えた手法を説明する本なのですが、その手法が実に面白いのです。

それは、モノを捨てること。

私はこの本を読むまで、常識的に、お金をたくさん得て、モノを充実させることが幸せだと思っていました。

普通、そう考えますよね?

その為に給料の良い職につくことが幸せへの道だと思っていたのです。しかし、この常識をひっくり返してくれたのがこの本だったのです。

きっと、誰もが考えたことがあるのではないでしょうか。

『自分にとっての幸せとは何か。』

つまりは自分がどう生きるか という事。この本はそのヒントを与えてくれます。

この本の良さは、作者が非常に近い存在であること だと思っています。

本の著者、佐々木典士さんは出版社で編集者として働いており、特に、特別な存在(大スター的な存在)ではないです。むしろ、私が前述したようにダメな人間(私のように、ですよ)だったんだろうな…と想像するような人だと思います。

だから、佐々木さんの文章は余計に自分に入ってくるのです。

また、序盤から順を追って、非常に分かりやすく、共感する内容が説明されます。

”ぼくは、「処理中」のアイコンがぐるぐるしている、あの重いパソコンだった”

”人間というハードウェアは5万年前から変わらないのなら、いらないモノを「減らし」て、身軽にしていくしかない”

という表現なんかは、「なるほど!」とポンっと手を叩くほどだった(きっとこの動作も昭和から変わらない…)。

実際に私もモノを捨てました。そして、本当に実感したのです。

私はモノに支配されていたんだということを。

私の頭もそんな遠い将来のこと、たくさんのモノのこと、そんな膨大な情報を処理しきれないのです。昔、よく考えてました。「いつか」使う。「いつか」役に立つ。その「いつか」は来ないのです。

私の知っている人に、洋式トイレの予備を1セット持っている人がいます。

…いつ使いますか!?

そのためのスペース確保の無駄や、所有することで、その人の脳が知らない間に洋式トイレのもう1セットのことを考えてしまう無駄… いや、人それぞれなのかもしれませんが、私はそんな生き方、嫌なのです。

今までの生き方を考えること。それがモノを捨てること。捨てることが「生きる」ことの始まり。

私はこの本を読んで、そう思いました。

たかがモノを捨てること?そう思われる方もいるかもしれません。

そう思う方は、ぜひ、この本を読んで、モノを捨ててみてからもう一度考えてみて欲しいと思います。

2018年6月に佐々木典士さんの新しい著書、『ぼくたちは習慣で、できている。』が発売される。

別に佐々木さんをひいきしている訳ではないので、フラットな気持ちでレビューを書いてみようと思っている。逆にちょっと穿った見方でレビューしてみたい気持ちもある… いずれにせよ、ちょっとドキドキしている自分がいることは確かである。