災害に対する3つの備え。

こんにちは。餅味噌教授です。

台風や地震などの自然の脅威が襲ってくる世の中、私たちに出来ることはあるのでしょうか。

とにかく、自分の身を守ること。

これだけは、最優先に考えたいものです。

東日本大震災を経験した私は、たくさんの教訓と出会いました。

その中でも大事だと思うことを3つまとめました。

1. 情報を事前に収集する。

予測不能の事態には誰も対応できません。

逆に言えば、予測が可能な事に関しては、ある程度対応できるという事です。

テレビやラジオ、インターネット。

様々な媒体から情報を得ましょう。

知識や経験は、人を助ける力になります。

避難訓練もその一つ。

宮城県にある荒浜地区。

海岸の近くに小学校があります。

その小学校の避難訓練では、体育館へ逃げる事になっていたそうです。

当時の校長先生は、それを疑問に思います。

「もし、津波が来たら…。屋上へ避難する方が良いのでは?」

それから屋上へ避難する訓練へと切り替えたそうです。

その知識、経験が実際、東日本大震災が起こった時に、たくさんの命を救いました。

もし、津波を知らない。逃げ方を知らない。という状況を考えると恐ろしい事です。

知識と経験から、判断を下すこと。

最悪の事態に何が起きるのか。どこに逃げるのか。これを知ること本当に大切なのです。

ぜひ、地域の情報を調べてみて下さい。

まずは知ることから始まります。

2. 物に気をとられない。

自分の所有している物。大事な物がありますよね。

実は、一度避難していたにも関わらず、津波の被害にあった方もいらっしゃいます。

それは、通帳を取りに帰った。とか、船を買ったばかりだったから、船の様子を見に行った。そして被害にあった、ということだそうです。

もちろん、切迫した状況から切り抜けた場合、今後の生活を気にする気持ちは分かります。

しかし、命よりも大切なものはないのです。

私は、東日本大震災で家が崩れました。

その後、中にあった物を運ぼうとしましたが、ほとんどのものを捨てました。

ほとんど、必要ないものだった事に気付いたのです。

今、何となく生活に必要だな、と思っている”物”に命を奪われることもあるのです。

普段から物を必要最小限にしておくこと。

これも大事なことだと思います。

3. 生きる術を獲得しておく。

知識と経験の話と少し重なります。

これは、ライフラインが寸断された場合の生きる術の話です。

電気がない。

ガスがない。

水道がない。

どうやって生きますか?

大災害が起きると、ライフラインは寸断される確率は高いです。

それに備えることが大切です。

飲み水、トイレ用水を備蓄する。ガスコンロを準備しておく。水がなくても食べれるものを備蓄する…。

たくさん方法が考えられます。

移動することも考えなくてはいけません。

ガソリン問題。

東日本大震災の時は、ガソリンスタンドに長蛇の列が出来ました。それでも、ガソリンを入手することは難しかったです。

災害に備えて、事前に満タンにしておくのも方法です。

このように考えていくと、不謹慎かもしれませんが、アウトドアに長けている人は、生きる力が強い事に気付きます。

普段から、ガソリンを使わず自転車で移動し、外で自炊することができる力があれば、ライフラインに頼らなくても良い事になりますね。

いかがでしたでしょうか。

自分の命を守り、その後をどう生きるか。

まずは自分の命を守ることです。

皆さんのご無事を祈っております。