おしゃれ男子、おしゃれ女子必見!本当にカワイイ車、ルノー・カングーのメリット・デメリット

こんにちは。餅味噌教授です。

カッコいい車が行き交う日本の道路。「カッコいい」も、もちろんいいんですが、ちょっとおしゃれな、カワイイ車に乗りたいと思ったことはありませんか?

そこで登場するのが、フランス・ルノーのカングーという車です。

しかし、外車を買うとなるとどんなもんなのか、不安はあるものです。さらに言うと、私がオススメしたいのは、2009年以前のモデルです。さらに不安ですよね。

おしゃれ心をくすぐるカングー。私も実際に2018年までの6年間を共にした、2002年式カングーのメリットとデメリットをご紹介していきます。

「カングー」の最大のメリットは、外観。

カングー購入の動機となるのは、やはり、そのかわいらしい外観にあります。このメリットは、他の車にはありません。

カングーだけが集まるイベントがあるほど、その魅力は他の追随を許しません。2019年のカングージャンボリーでは、カングーだけで1714台が集まったそうです。驚き!

ルノージャポン様の公式サイトから画像を使用させて頂いております

そんな魅力的なカングーは、家の駐車場に置いてもおしゃれ。夜に少し停車してもおしゃれなのです。乗っている時の高揚感は、カングーオーナーならではの楽しみかもしれません。

メリットは、外観だけではありません。

車内も広いです。車高が高い(カタログでは、1810mm)ため体感的に広く感じます。背の高い荷物を運ぶのに、大変便利です。

しかし、なんだかんだ言っても、外観のおしゃれさに勝るメリットはありません。結局、購入に踏み切る前に悩むのは、デメリットの方ですね。

カングー最大のデメリットは、維持費。

カングーは、維持費がかかる。と、なんとなく感じてらっしゃったかもしれません。そうです。そこがデメリットだと感じます。

私も、できる限り乗っていたかったのですが、維持費を支払う余裕がなくなり、6年でお別れすることになってしまいました。逆にいえば、維持費さえクリアすれば、また、カングーオーナーになりたいと思っています。

さて、私の経験した、カングーのどこに維持費がかかるかをお伝えしていきたいと思います。

・5年、もしくは6万キロ走行するごとに、約10万円かかります。

これが、結構なデメリット。なぜかと言うとエンジンのタイミングベルトと言う部品の交換にかかるお金です。エンジンの、っていうのがいやらしいですね。

これを交換せずに走ってて、この部品が壊れてしまうと、もちろん走行は出来ませんし、大事故につながる危険性があります。しかも、簡単にチェックできない部分にあり、チェックするにも整備工場でエンジン部分を分解する必要があるため、5年、もしくは6万キロに差し掛かったら、有無を言わさず交換です。

・車検に、約20万円かかります。(私の整備工場の話)

おそらく、国産の車の車検の相場は、8万円〜15万円といったところではないでしょうか。しかし、カングーの車検は、高かったです・・・。理由は、交換部品が多い(消耗品が多い)のと、輸入車のため、一つ一つの部品が高かったのではないかと推察されます。いつも「なるべく安くして下さい」とお願いしていたのですが、20万円以上かかってしまいました。先ほどのタイミングベルトの交換も合わせると30万円になりますね。

・壊れる部品が多いです。

最初のトラブルは、急に私のカングーが、昔のディーゼル車のような音を出し始めました。恐ろしくなって、まだ、走るうちに整備工場へ。なんと、ダイナモと呼ばれる、車の発電機の部品がねじ切れるという事態に・・・。

私は中古で購入したのですが、私が購入してから約1000キロ、総走行距離で4万キロで、そんな事態になってしまいました。整備工場の方から話を聞くと、ルノー純正の部品は、あまり丈夫ではないらしく、丈夫に作られた互換性のあるものに交換してもらいました。

また、黄色いカングーだったのですが、ボンネットの塗装がパリパリと剥げてしまい、直すことはしませんでしたが、悲しい気持ちになりました。後で整備工場の方に聞きましたが、塗装も弱いようです。

やはり、国産のものよりも弱い部分が多いのでしょう。信頼できる整備工場を見つけることが大切になってきます。

・燃費はいいとは言えません。

リッター何キロ走るか。明確に計ったことはありません。体感的にお伝えします。例を二つあげます。

高速道路で約400km走りました。メーターは残り2目盛まで減り、ガソリンを入れます。35リットル。

通勤に使いました。一日40kmを行き来します。季節にもよりますが、10日はもたず、8日間、9日間で給油します。だいたい35リットル入れます。

体感では、リッター10kmくらいなのではないかと感じています。もちろん、エコ運転に気をつけたり、エアコンを使わなかったりするともっと走るのかもしれませんが、私の印象では、燃費は良くない、と思っています。

・エアコンが快適ではありません。

だんだん細かい部分に入ってきます。エアコンの仕様がよくわかりません。と言いますのも、フロントガラスのくもりをとりたかったので、

「フロントガラスにエアコン」のマーク

エアコンの設定を上の画像のマークに合わせますよね。すると・・・全然くもりがとれない・・・。ガラス面の吹き出し口からも何も出てないことが分かりました。どこから空気が出てくるかと言えば、前面の部分。なので、前面部分の吹き出し口を閉じてやると、やっと、ガラス面から空気が出てきます。

エアコンの切り替えスイッチの意味って・・・。同じく、足下にも全然温かいのとかが出てきません。

・純正カーステレオが、マイナス6度でフリーズする。

さらに細かくなっていきます。純正のカーステレオをつけていたのですが、マイナス6度を記録すると、全く動作をやめてしまいます。これの復旧方法は、エンジンの入切ではダメで、カーステレオ本体を取り外し、コネクタを抜き、暗証番号を再設定して復旧させなくてはなりません。一シーズンに3回ほどはやりました。

それでもカングーを愛せるか。

いかがでしたでしょうか。こんなにトラブルあるのか!と感じる人もいらっしゃると思いますし、こんなもんか。と感じる人もいらっしゃると思います。

私の場合は、自分で対応できるトラブルであれば、多少手がかかっても、むしろ、「しょうがないなー」と愛らしく感じる部分もありました。しかし、お金の絡む部分で、泣く泣く挫折をせざると得ませんでした。

結局、中古で買ったものでしたが、10万キロ(総走行距離は14万キロ)を共に走り、私のカングーとのドライブは終わりになってしまいました。整備工場の方のお話では、ちゃんと整備すれば20万キロもいけるとのことでした。

もしも、トラブルがあることを受け入れ、そのための出費も計算した上で、大丈夫と思われる方は、ルノー・カングーはオススメです。なんと言ってもカワイイです。

今思えば、自転車との併用であれば、カングーとうまく付き合うことができたのかも、と思う部分もあります。もし、費用面が心配だと思われた方は、こちらの記事も参考にしてみて下さい。

【節約思考的、サイクリングの可能性を考察する】

【通勤20kmは楽しい。自転車通勤の可能性。】

では、カングーとの良い出会いを応援しております。