「自分」として生きるミニマリストになる方法。

こんにちは。mochiです。

ミニマリスト、これはもう世の中に浸透している言葉である(と思っている)。

この”ミニマリスト”という言葉にどんな印象を持つだろうか。

某情報番組では、ビートたけし氏が「あー、金の無いやつのことだろ?」と言っていたが、いかがだろうか。

確かに、代表的なミニマリストである佐々木典士さんの部屋は、ガランとしており、物が何もない。

お金がないからこうなったのだろうか。いや、お金の有る無しにかかわらず、自ら選んで、こうなったのだと思う。

では、”ミニマリスト”は、片付け上手で、ガランとした部屋に住む人のことだろうか。いや、そうではないだろう。そもそも、ミニマリストとは、”最小限に暮らす人のこと”と定義付けされている。

最小限に暮らすとはどんなことだろうか。

あなたがもし、”最小限”に暮らさなければならないとしたら。その”最小限”の中に詰め込むモノのは、一番大事なモノから詰めていくだろう(昔よく「無人島に暮らすとして、1つだけ何か持っていけるとしたら・・・」という質問をしあっていたが、それと似たような感じだろうか)。

”自分にとっての一番大事”を選べる人、それがミニマリストだと私は考える。だから、それ以外は必然的に捨てることへと繋がっていく。それがガランとした部屋に住む理由であり、手法であると考える。

シンプルに一番大事だと思うことをやる。それは、もしかしたら誰しもがしたいと思う生き方ではないだろうか。

では、どうやったらミニマリストになれるのだろう。私の考えは次の通りである。

1.たくさんの経験、たくさんの物を見る、使う

2.自分の目線で、その物たちと向き合い、今、それが自分にとって”良い物”か考える

3.”良い物”は残し、それ以外は捨てる

細かく説明していこう。

まず、1.たくさんの経験、たくさんの物を見る、使う だが、一見、ミニマリストを目指すのに、物を増やすという矛盾を感じることと思う。しかし、この準備段階がない場合、つまりは、自分の視野を広める前に、最小限に絞ることは出来ないと私は考える。もともと、この準備段階が出来ている人が、多い世の中だとは思うが(インターネットでの情報や、買い物がかなり浸透している。私も使っているくらいだ)。大事なのは、お金を使って、買うという行為をすること。

次に、2.自分の目線で、その物たちと向き合い、今、それが自分にとって”良い物”か考える ということだが、大事なのは、他人の目線ではなく、自分の目線ということ。誰かに「それは良い物だよ」と言われて鵜呑みにするのではなく、どんなに世の中の価値観とズレていても、自分の”良い物”を選ぶこと。そして、”いつか”ではなく、”今”必要なものを考えること。

そして、3.”良い物”は残し、それ以外は捨てる。これが、難しい。タダでもらった景品なんかはすぐに捨てられるが、お金を出して買った物は、損得勘定が働いて捨てるに至らないことが多い(いつか使うだろうって思うことが多い)。だが、そこを断ち切る。むしろ、お金を出してまで捨てた方がより効果的だ。捨てるという行為は、買うという行為の何倍も難しいことだと実感するはずである。だが、その行為が、大事な最小限を選び取るために必要なのである。

いかがだろうか。ビートたけし氏の言う「金のないやつのこと」という発言は、お金を基準に出た発言だろう。やはり、何か少し寂しい気持ちもするが、世の中の基準はお金の有り無しだ。何か寂しい気持ちがする、だからこそ、ミニマリストが登場してきたのだと思う。世の中の基準、要するに、お金の基準ではなく、自分のやりたいことの基準を持つことができるということが、私がミニマリストを目指すうちに備わってきたことの一つだったのだ。

この文章を最後まで読んで頂けた方ならば、”この世の中の何か”に疑問に思っている方なのだと思う。世の中の基準ではなく、自分の基準で、自分の人生を生きること。そのヒントがミニマリストの考え方にはあると思う。自分だけのミニマリストになることが出来たら、その方の人生は最高だと私は考える。